子供が40代にもなると、両親もだいぶ高齢。
体力のなくなってきて、物を大切にしている両親がためこんでいろんなもの、
この整理、そう実家の片付けが大きな問題なんです。
介護とならぶ大きな問題にどう対応したらいいの?
実家の片付けって切実な問題ですよね。
●両親は物を大切にする世代
我が家も父と母だけで住んでいる実家、
それは、とても多くのものに囲まれています。
家がゴミに埋もれているわけではありません。
もともと、いなかの実家は敷地も家もでひろびろ。
しかも、子供は私と姉の二人ということもあり、
同じ敷地に家を建てて、
将来はお婿さんを・・とのぞんでいたようです。
が、実際は二人とも巣立ってしまった。
残された家は、私たちが子供がたまに帰ってお泊まるする別荘感覚。
普段は、ほとんど使っていません。
そんな空いているスペース、物を大切にする父がほっておくはずがありません。
今あるものを何十年も大切にするほかに、
解体現場があれは、そこからもらってきたり、本当にもらい上手。
「いつかは使う」そんなものにあふれています。
しかも、使わなくなったテレビなど、
すぐに処分すればいいものを、今処分したらお金がかかると後回し。
これは、私たちか引き継ぐときにきっと処分するのね・・・と思われ
故障した家電などもかなり眠っています。
スペースがあるだけに、私たちの子供時代の部屋もそのまま、
よって、学習机もそのまま・・タイムスリップできる空間がそこにあったりします。
自分の過去の遺物、両親の捨てられないもの、そして、収集してきてしまうもの、
これはかなりの量と思われる・・・
いつかいつか、と思っているうちに両親も70代半ば。
いよいよか???体力のなくなっていく両親をみながら、
どうしたものかと考える。
みなさんも、そんな実家の片付け
似たような思いを抱いているのではないでしょうか。
●父が生きているうちに「片付けて」なんてとても言えない。
昭和十年代の父、厳格な家長です。
家の中では、絶対の存在でした。
そんな父に私たち子供からアドバイスなんてできません。
これは、年をとっても同じ事。
父が大切にしているもの、管理しているもの
これに手がいれられるのは、残念ながら生きている間はないな・・と思うのです。
●私も反省!実家をゴミ箱代わりに使った事ありませんか?
私には実家をゴミ箱というと語弊がありますが、
自分が使わなくなったもの、使いかけのも、未使用で捨てられないもの、
これらを母に譲ると言う形で渡した事があります。
着なくなった服や、パック、化粧品で使用感が合わなくなったもの、
なんとなく捨てるのはもったいないものです。
そうやって、私も実家にものを貯めこんでいたんです。
これは今思えば、物わ大切にする母世代にしてはいけないことでした。
40代は、もう自分が持っているものを整理していく時期ですね。
実家を処分の場所としないこと。
これが、大前提です。
●両親が健康なうちに処分した方が言いにきまっているけど・・・?
両親が大切にしていり物ほど、私たち子供世代にはいらないものだったりします。
でも、離れているとその価値観がさらにわからない。
ただ、少なくても壊れていて使えないものだけでも、捨ててほしい。
壊れているランニングマシーンとか、もう使えないテレビとか・・・
一度父に「早く処分したほうがいいよ、もう使わないでしょ?」と行った事があります。
だけど、「まだ場所があるのだし、いいじゃないか」で話になりませんでした。
価値観の違う世代で両親の物を処分するのは難しいことです。
●今私にできる事!!
私の実家は幸いにして、物があふれていて、歩く隙間がないという事はありません。
ものがあふれていたら、年老いた両親には危険です。
しかも、実際生活するばとなれば、誇りもたまって不潔な住まいになる。
そうなれば、身の危険がありますから、少しづつ整理した方がよいです。
また、「捨てる」という言葉に敏感な世代です。
「減らす」という言葉に置き換えて使った方がいいかもしれません。
そして、少しずつ、いそがず「減らしていく」ようにすれば良いかな?と思います。
結局、大きく処分する事は出来ないとしても、
身の回りのものが少しずつ、整理されてすっきりすれば、
もしかして、両親も「もっと減らして快適な暮らしたい」そう思ってくれるかもしれません。
まずは、家の中の危険を回避する「減らす」だけをして
あとは、ゆっくりじっくり向きあう・・というつもりで対応したほうが良いと考えます。
●私が心がけている事。
私は3~4か月に一度は実家に戻ります。
両親の体調と家の中のチェックは一通りします。
両親が年老いてくると、片付けの前の掃除も行き届いてない場合もあります。
なので、基本的なキッチン・トイレ・お風呂で掃除が行き届いてないところは、
ガッツリ掃除してきます。
後は、目視で、何がどのくらいあるのか、前回来た時からものが増えてないか、
何処に何があるか、そんなものを確認していきます。
これ以上物を増やしてもらいたくないし、
処分するとしたら何があるのかは知っておく必要があるからです。
そして、不用品が処分できるとすれば、大黒柱の父が亡くなってからだと覚悟しています。
私たちが子供時代に使っていた学習机さえも処分できない環境にありますからね・・(笑)
なので、家の中の細かいものは、母にちゃんと管理できているのか確認したりもします。
そして、最後に不用品の処分費を1軒30万円×2軒の概ね60万円ほどかかる事を覚悟しています。
愛着のあるものを処分して「減らして」ボケられても困ります。
物えの執着は私たちの世代以上のものがあるのだと理解して、ゆったり構えている事にしました。
●いざとなったら問い合わせるする所を決めておく。
引っ越し業者や家事代行業者、地元のシルバー人材や、各自治体など
どこで、どんなサービスがあるのか、調べておくのもよいと思います。
●まとめ
いずれ引き継ぐ実家と実家にあるもの。
実家のいらないものを片付ける事も、実家そのものをどうするのかも、
私たちは考えなければなりません。
そして、40代になった私たちは、今自分の所有しているものも子供たちにどうやって残すのか、
そんな事を考えていると、あまり物をを持たず、シンプルに生活していくのが
後々の子供たちためでもあるかな?とも思います。
実家も含め、自分の家も不用品をためこまない、生活を心がけいきましょう。
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