喪中のお正月の過ごし方ってどうすればいいの?
喪中のハガキは出したけど、
お正月飾りや鏡餅の飾りつけなど何処までしていいの?
などについてお伝えします。
そもそも鏡餅って?
正月の注連飾りや鏡餅などを据えたり供えたりするいわれは
福の神である恵方(吉の方角)から降臨する
歳神様(歳徳神)がその目印としているのが門松です。
そして注連飾りを経由して家の中に鎮座します。
そのお供えが鏡餅であり、おせちです。
供えられた鏡餅やおせちをお下がりとして
戴き、福の神の神威を頂戴することになります。
鏡餅は神様にお供えしてからいただく尊い餅ということですね。
喪中のお正月の過ごし方は?
「喪中」(服喪期間)は、「死者を偲ぶ期間」のこと。
忌明けを過ぎて半年~1年くらいを「喪中」とすることが多いようです。
喪に服すと言う事は、お祝いに当たる事を自粛することです。
というわけで、鏡餅を飾るのも自粛しましょう。
喪中で自粛したほうが良いことは下記の通りです。
・門や玄関の正月飾り(注連縄、門松など)
・年始まわりや神社、仏閣への初詣
・鏡餅を飾る
・おせち
・お屠蘇
「新しい歳神様」をお迎えするための事なので、自粛しましょう。
ちなみに、「お年玉」は本来控えますが、
お子様にとってお年玉は本当に楽しみなものです。
「お年玉」とせずに、「書籍代」や「玩具代」と表書きして差し上げるのが良いみたいですね。
また、神社の初詣は自粛する事に含まれていますが、
喪中の中でも忌中は自粛するようです。
これは、地域によっても違うようなので、
お家の方やご近所の方に確認すると良いと思います。
⇒喪中の初詣は神社に行けないの?喪中と忌中の違いは?お札やお守りなどはどうする?
神社とは別に、お寺の初詣は良いとされているんですって。
お寺の場合は、大切な人をなくしたのだからこそ手をあわせるべきなんだそうです。
鏡餅を飾るのはダメだけど、お餅を食べるのはいいの?
そもそも、「お餅を食べる」ということは、
これは歳神様に豊穣を感謝し、新しい歳の豊穣を祈りながら
歳神様と共に食すという行為です。
餅はお正月に限らず、昔から、めでたい時に食べる習慣があります。
ただ最近は、昔からの意味を考えず、
単に食べ物として食べる事も多くなりました。
そこまで、深く考える人も少なくなったので、
判断は各家庭で判断しても良いのではないでしょうか?
まとめ
一周忌が明けるまでの1年間は喪中として、
お目出たい事やお祝い事などを避けるのが通例とされています。
鏡餅にはじまり、お正月飾りなどは控えると覚えておきましょう。
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